【今月のことば 2021年10月】
コロナウイルスの影響で、大きく変わってしまった大学生活の現状を、教授であられる一楽先生が語ってくださっています。
しかし、この文章はなにも学生さんのことだけを言っているのではなく、「大学生活」という部分を、「私の人生」と言い換えられるのだと思いました。
自分だけの、今だけの、ここだけの、限定された人生観の中で閉じこもり、ため息をつく時こそ、その世界から脱出させるはたらきに気付く時なのではないか。そして「そこに必ず道は開けます」と。
はかり知れないはたらきに生かされ、呼びかけられている自分を忘れている間に、人生の時間はどんどん過ぎていっています。
今月は報恩講をお迎えします。
親鸞聖人の力強く優しい生き方をたずねていきたいと思います。
今月のことば 2021年10月