【今月のことば 2021年5月】
人間は根本において迷う存在である
宮城顗氏
何もかもすべて受けとめ、生かされるままに今を生きる。
人間以外の生物は皆、いのちそのものを生きています。
人間だけが生き方に迷い苦しむ。
コロナに悩まされるのも人間だけなのでしょう。
置かれた状況、あるいは周りから教えられることによって、人間はさまざまな生き方をする。
この一年を振り返り痛感することばです。
だからこそ教育だとか、思想だとか、宗教という問題が人間にはなくてはならない問題になってくるのです。
さまざまな行事が出来ない上に、まだまだ先行きが見えません。
しかし、どのような状況にあっても教えを求めるのが人間である、
そして「迷う」ということがその大切なサインであるということを考えていきたいです。