先月の同朋新聞の一面の文章。
月参りで渡しているので毎月毎日手にしているのだが、今回は何だかだんだんと気になってきた。
「 お釈迦さまは「一切皆苦」と言われた。人生すべてが「苦」であると。 」
と教わっても、「 いやいや人生には少しはいいこともあるさ 」と、世間の価値観を生きている。
思いつく励ましと言えば、「何かおいしいものでも食べて元気出して!」「ストレス発散に旅行にでも行って来たら?」という程度の言葉。
「私が本当に苦しんでいるのに、そんなことしか言えないの?」「それが、本当の解決になるの?」と言われたら、どう答えるのか。
元気なうちは、それでもいいのかも知れない。しかし、おいしい料理も旅行もいらなくなる時が来るだろう。そんな時、私が本当に心の底から求めるものは何だろうか。
あなた「その考え方で大丈夫?」「心からおめでとうと言って‼」という言葉で、「肝心かなめのところをごまかしているだろう。」とささやかれているように感じた。だから、だんだんと気になってきたのか。