お寺からのお知らせ 住職つれづれ

【今月のことば 2024年5月】

投稿日:2024年5月1日 更新日:

【今月のことば 2024年5月】 東淀川区豊里 真宗大谷派 教応寺    kyououji.comどう受け取るかはあなた次第 無駄なものはない 伊藤元氏
【今月のことば 2024年5月】 東淀川区豊里 真宗大谷派 教応寺 kyououji.com

まじめに一生懸命がんばれば、必ず自分の思い通りに生きていくことができる。

人生そんなに甘くないことはみんなわかっています。

ましてや、神仏に手を合わせたからといって人生思い通りになるかといえば、そんなことはありません。

現に今まで、思い通りにならない出来事に何回も出遭ってきました。

私たちの人生は、思い通りになりません。

しかし、伊藤先生は「思い通りにできることがある」と言われます。

それは、「起こってきたことをどう受け取るか」ということだと。

浄土真宗の教えが、どこにはたらいて、それを私はどう聞いているのか、根本的なことだからこそ、常々確かめなければならないことだと思いました。

【今月のことば 2024年5月】 東淀川区豊里 真宗大谷派 教応寺    kyououji.comどう受け取るかはあなた次第 無駄なものはない 伊藤元氏
 仏法を聞くというのは起こってきたことを誰かのせいにしないで、主体的に自分が受け取っていくということです。起こってきたことに対して責任を取るということです。このことが非常に重要なことですね。    ですから、浄土真宗の教えは、何が起こってくるかというところでははたらかなくて、起こってきたことをどのように受け取るべきか、どういただくべきかというところにはたらくのです。そのことをしっかりと知らなければならない。智慧というのはそういうことです。 起こってきたことを、困ったことも困らないことも、辛いことも辛くないことも、どういただくかはあなたに任せられた完全な自由です。それをいただく力を智慧というのです。  智慧というのは、一つの事柄に複数の答えを導き出す力、感じ取る力です。辛いことが起こっても、皆が不幸せにならなければならないということはないのです。自分が立ち上がる契機になることもあります。どう受け取るかはあなた次第なのです。無駄なものはないのです。そういうことをきちっと教えてくださるのが、浄土真宗の教えであると思います。 伊藤元氏
【今月のことば 2024年5月】 東淀川区豊里 真宗大谷派 教応寺    kyououji.com

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