11月は、親鸞聖人のご命日です。
私たちの教応寺も、報恩講をお勤めして親鸞聖人をお迎えいたします。
今月のことばは、親鸞聖人の生き方を教えてくださる言葉です。
親鸞聖人は、仏教を学んでいるから「私の生き方は正しい」「私の生き方は間違いない」と言って、他人に対して教えの言葉を振りかざすような人では決してなかったようです。その目線は、常に自分に向けられていました。
「本来あるべき姿を生きることができない自分を悲しむ」という、一見ネガティブにも思えるその生き方の中にこそ、試行錯誤や失敗を何回も何回も繰り返しながらも、立ち上がり続けるということがあるのでしょう。
親鸞聖人という方は、決して教えを聞いてその場に座り込んだ方ではなかった、座り込むどころか、その悲しみから立ち上がり最後の最後まで歩み続けられた方だったと思っています。
「 仏を前に、自分自身を深く懺悔し、振り返る」
親鸞聖人の生き方に学ぶ報恩講。
しっかり準備をして、大切にお迎えしたいです。