「旧統一教会」関連の報道やそれに対する発信が過熱している。
中には攻撃的なものや過激なもの、また論点がすり替えられているものも少なくない。そういうものに対して十分に注意を払うべきである。
しかしこのような問題こそ、わが身を顧みる機会とするべきであろう。
「自分は間違いない」と正しさを抱きしめて思考をストップさせ、その上で異質なものを「あれはおかしい」と批判し切り捨てていく。
そこに問題の背景をたずねるということも、ましてや人に寄り添う心など生まれようはずもない。
自分の中にある極めて残酷な心をはっきりとあぶりだしてくれる問題である。