お寺からのお知らせ 住職つれづれ

今月のことば 2021年9月

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【今月のことば 2021年9月】

私が念仏申す身になったということには

念仏の歴史があり世界があるのです

宮城顗(みやぎしずか)

 

「○○したらこうなる」というように、「お念仏したら○○になる」とお念仏を手段に考えてしまうことがあります。

しかし、七高僧をはじめ親鸞聖人は、今お念仏申しているということは、すべての因縁が成就したのだと教えてくださいます。

 

自分で手を合わせているように思っていたけど、決してそうではありません。

私が今お念仏申すということは、私に先立ってお念仏申してこられた方がおられたからです。

またその方に先立って、またその方に先立って、苦しみ悲しみの人生をお念仏とともに生き抜かれたそれぞれの人生があります。

 

そのはかり知れない因縁がすべて成就して、今ここにお念仏の歴史が届いている、そこにははかり知れないお念仏の世界がある。

ここに深い感動と驚きがあります。

「人身受け難し。いますでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く」

 

新型コロナウイルスの感染者が減る気配がありません。

大変厳しく不安な毎日ではありますが、一日一日を大切に歩みたいと思います。

今月のことば 2021年9月 原文

今月のことば 2021年9月 

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  手を合わすということは
 
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          宮城顗氏

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