人間、何のために生きているのでしょうか。 17才 女性
先日、あるお寺で座談会に参加しました。
この17歳の女性の質問についていろいろな年代の人たちと考えました。
「17才っていうのは難しい年ごろや。」
「もしかしたらこの子は、何かつらいことがあったんかな?」
「自分の子供や孫に同じように聞かれたらなんて答えるやろ?」
といろいろな意見が出てきました。
その中で、こんな発言が。
「この質問の「17才 女性」という部分をなくしてみたらどうやろ?」
それまで他人事で考えていたのに、急に自分の問題に。
何のために・・・
今、頑張っていること、これが私の使命だと思っていること、いろいろなものが頭の中でぐるぐると回るけれど、「これだ!」となかなか言い切れない。
この座談会はいつも、最後に「答えの一例」をみんなで読んで終わります。
座談会は終わったけれど、後からいつまでもついてくるこの質問。
この一年、私は何のために生きたのか。
今、何のために生きているのか。
毎年あわただしく過ぎ去る12月の日々を大切に過ごしたいと思います。
住職